人間にとって最も大切なことは人生の目的を知ることではないでしょうか。
たった一度の人生、今この人生はやり直しのできない大変貴重な人生です。この人生を有意義に生きるためにはどうしたらいいのか、人生をいかに生きるべきかが大切だと思います。
そのためには、人は何のために生まれてきたのかということを理解することが大事だと思います。
1,そのためにはまず第一に、神を知ること、神が実在していることを知ることが大切であると思います。大宇宙を創造され、人間をはじめすべてのもの、万物をつくられたものが神だと思います。このような素晴らしいものは神以外には創ることはできません。そして神はどこか遠いいところにおられるのではなく、すぐそばにおられるということだと思います。神はあらゆるものを創られたのですから、すべてのものに神が宿っているのだと思います。私たちの人間の魂にも神が宿っておられると思います。大本神諭等ご神書を拝読すれば神が実在し、私たちをご守護してくださっていることがよくわかります。大本は人が作った宗教ではなく、神が作られた天啓教です。大本の教えは神の教えです。
2.そして、人間には肉体と、その肉体に宿っている霊魂というものがあります。人間の肉体は物質ですので、100年もすれば肉体は死んでしまいますが、人間の本体は霊魂です。この霊魂は神からいただいた命であり、神の分け御霊です。神の分霊ですから決して死ぬことはなく、永遠に生き続けていくものです。人間の肉体が死んだら、人間の本体である霊魂は霊界で永遠に生き続けていくものです。輪廻転生もあります。
3.大本では、霊主体従を教えていただいております。 この大宇宙万物は霊主体従でできている、つまり永遠の世界である霊界が主であり、この世の物質界は従であること、霊界が本体であり、現界は霊界の移写である。人間は霊魂が主であり、本体であり、肉体は霊魂をつつむ衣であり、従のものだということです。永遠の生命を持つ人間は、肉体が死んだら本体である霊魂は本体である霊界に帰っていくということだと思います。
4.人間はなんのために、この現界に生まれてきたのか、ここが重要なところですが、人間は霊魂を磨くために、霊魂の修行のために、現界に生まれてきたということです。霊魂を磨き神の国に帰っていくために生まれてきたということです。
5.本来、主なる神が造られた霊界は光り輝く天国ですが、地獄は神が造られたのではなく、人間の『われよし(利己主義)』や虚偽の想念が生み出した闇の世界です。私たちは、この現界という『天人養成の苗代』において、困難や苦労を糧に身魂を磨き、神のみ心である『愛善と信真(あいぜんと しんしん)』にかなう自分を作り上げることが大切です。その修養を経て、神の懐である天国へ復活し、永遠の喜びの中に生きることこそが、神の願いであり、私たちの人生の真の目的なのです。
6.次に、どうすれば天国に帰っていけるかが重要ですが、天界には天国と霊国があり、天国は愛善の国、霊国は信真の国であると教えていただいております。愛善に富んだ霊魂は天国に、信真に通暁した霊魂は霊国に昇っていく。従って、人間はこの現界に生きているうちに、愛善・信真の魂を身に着け、磨いていかねばならない、そのことが人生の目的だと思います。
7.愛善とは神に対する愛と善、人に対する愛と善、世のため人のために愛と善を尽くすことだと思います。信真とは、神の真理を悟り、絶対の神心に近づくことではないかと思っています。
この、愛善信真の誠を尽くすこと、心・言・行一致の誠で実践することが人生の目的ではないでしょうか。
お金をもうけたり、地位や名誉や名声を得たりという物質的なものを得ることが人生の目的ではない、霊界が元の世界ですので、このような物質的なものは霊界に帰って行く時には、なんの役にも立たない、空しいものになるものだと思います。
この世で裕福で成功したといわれる人であっても、霊魂がまちがって劣っていれば何の幸福もありませんし、どのように不遇に見えても、霊魂を磨き高めた人は幸せであり、生きてきた価値があるものだと思います。
どのような職業についていても、どのような境遇であっても、自分の置かれたすべての人生の中で、愛善・信真の誠を尽くすことが人生の目的だと思います。
名古屋分苑 特任宣伝使 山田謙三
